包装の自動化により複数名の省人化を実現

会社名:株式会社ハニーズホールディングス 様

■ お客様の課題・お困りごと

・海外からアパレル商品が畳んで包装されたまま入荷し物流倉庫で保管。顧客はECサイトで注文、店舗での受取を選択できるサービスを提供している。

・店舗受取の商品に対して、バーコード入りのA4用紙と一緒に二次包装したい。

・該当する商品は、大小さまざまであるが、工場のレイアウトの問題もあり大きい包装機にはしたくない。そのため、包装機に入らないサイズのものは引き続き人の手で包装する。

・現在は袋の口が空いたロール状のフィルムを使用する、半自動の縦型包装機を2台活用している。商品が小さくでも一定サイズの大きさの袋で仕上がる事と、人の手で1回1回手動で処理する必要があり、手間である。

・バーコードをスキャンし仕分けを自動化するソーターで袋の余白が引っ掛からないようにするため、人の手でセロテープ留めする必要があり、その作業工程を減らしたい。

 

■ 提案した解決方法

・工場のレイアウトに合う大きさの汎用機「SS-001C」をベースに、様々な商品へ対応する形を検討した。

・包装機の投入口はお客様指定のサイズをお聞きし、同梱する用紙も包装の上からバーコードスキャンできるよう、投入方法も含めて検討した。

・商品は一次包装されている事もあり、商品同士の滑りが考えられる一方で、脱気による衣類の型崩れが懸念された。❶滑らせない ❷強く脱気しない の両方を実現するため、2段階の脱気プレス機構を構想した。

・投入の延長コンベアを連動させることで、商品を置くための待ち時間が無くなり、時短に繋がる事を提案した。

・商品のサイズに応じて必要な長さのフィルムで包装するため、フィルムのコスト削減に繋がる事を提案した。

・事前に弊社包装機で包装した商品をソーターに流し、袋の余白をセロテープ留めせずとも仕分け可能であることを双方確認し、製造開始前に擦り合わせた。

◼︎商品投入口サイズ:縦135㎜×横300㎜×長さ700㎜
◼︎使用フィルム:片開き500㎜幅

 

■ 導入の効果

①包装の自動化により2名作業から1名となり1名削減。またセロテープ留めを一切せずにソーターで仕分けられることから、2名の削減にも成功し、包装の工程で合計3名の省人化に成功した。

②弊社包装機1台で処理速度が2倍になり、作業員は他の業務にも取り掛かれるようになり、包装における工程全体が円滑に回るようになった。

③商品の長さに応じた袋サイズで包装出来るようになり、フィルムのコスト削減に繋がった。

④自動包装機で対応できる幅が増えたことで、手入れ作業が軽減された。

 


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